転職エージェント4社とビズリーチを使った記録 ― 電気保全・設計の2回の転職で違ったこと

記事のアイキャッチ画像です。机でスマートフォンとノートパソコンに向かう男性と、「5つのサービス」の札を持ったカピバラのぬいぐるみ。画像に「転職エージェント4社とビズリーチを使った記録」「同じ人が使っても、紹介の量・書類の直し方・連絡の手段が違った」という文字が入っています。 資格とキャリア

プラントの電気保全に8年あまり携わり、そのあと2回転職しました。1回目は受配電設備の設計へ、2回目はクレーンの電気制御設計へ移っています。使ったのは、転職エージェント4社とビズリーチの5つのサービスです。使う人は同じでも、届く求人の数や書類の直し方、連絡の手段はサービスごとに違いました。転職先が決まったのは、1回目がJACリクルートメント、2回目がマイナビエージェントからの応募です。

使ったサービスと、つながり方

5つのうち、ビズリーチだけはスカウト型の転職サイトです。クイックは、そのビズリーチで私に声をかけてきたヘッドハンターの会社でした。

1回目は、JACリクルートメントとリクルートエージェントを並行して使いました。2回目は、まずビズリーチに登録しています。そこからクイックのヘッドハンターとつながり、あとでマイナビエージェントにも登録しました。

使った5つのサービスと、つながり方を示した図。1回目の転職では、エージェント型のJACリクルートメントとリクルートエージェントを並行して使い、JACリクルートメント経由で電機メーカーの受配電設備の設計に決まった。2回目の転職では、スカウト型の転職サイトのビズリーチに登録し、そこでスカウトを送ってきたクイックのヘッドハンター(エージェント型。クイックの人材紹介で、サービス名はアンドプロ)とつながった。ビズリーチでは企業から直接のスカウトもあった。同じ2回目に、エージェント型のマイナビエージェントも使い、マイナビエージェント経由でクレーンメーカーの電気制御設計に決まった。マイナビエージェントの求人は、エージェントとAIの両方から届いた。リクルートエージェントとクイックのヘッドハンターからは、内定はなかった。

サービスごとに違ったこと

サービスサービスの形使った時期と私の状況初回の紹介・スカウト書類で受けたこと日程の調整と連絡手段結果
JACリクルートメントエージェント型1回目(2024年)。保全の仕事をしながら、初めての転職活動初回の面談の当日に4件。数日後に1件追加履歴書・職務経歴書を2回添削してから推薦。履歴書は担当者2人で確認日程:担当者から案内/連絡:メール、電話、Zoom1回目の転職先が決まった
リクルートエージェントエージェント型1回目(2024年)。JACと並行初回の面談の当日に24件職務経歴書をエージェント側で直して返送日程:面接調整センターが代行/連絡:メールが中心。ほかにアプリ、LINE(求人の通知だけ)内定なし
ビズリーチスカウト型の転職サイト2回目(2025年に登録)。設計の仕事をしながら登録翌月の前半2週間で、スカウト50件超添削は受けていない日程:記録が残っていない/連絡:サイト内のメッセージクイックのヘッドハンターとつながった
クイックエージェント型(人材紹介。サービス名はアンドプロ。ビズリーチで声をかけてきたヘッドハンターの会社)2回目(2025〜2026年)。設計の仕事をしながら2025年は1〜2件ずつ自分で作った職務経歴書を添削日程:使っていない(面接まで進まず)/連絡:メール、LINE、電話内定なし(応募はすべて書類で不合格)
マイナビエージェントエージェント型2回目(2025〜2026年)。設計の仕事をしながら記録が残っていない(エージェントとAIの両方から紹介)職務経歴書のバランスを調整。履歴書は担当者が作成日程:担当者から案内/連絡:メール、LINE WORKS、電話(土日は休み)2回目の転職先が決まった
  • 使っていない:その機能や段階まで使わなかった
  • 記録が残っていない:メールなどに記録がなく、確かめられない

JACリクルートメント ― 少数の紹介と、複数の担当者で確かめた履歴書

1回目のとき、私は保全の仕事を続けながら、初めて転職先を探していました。

JACで違ったのは、紹介の数と、書類の確かめ方です。初回の面談の当日に4件の求人が届き、数日後にもう1件が加わっています。中身は、電機メーカーの受変電設計や開発検証、造船の生産管理、プラント工事の責任者などです。

書類は、履歴書と職務経歴書を担当者が2回添削してから、企業に推薦してもらう流れでした。履歴書は担当者2人で目を通し、書式の統一まで手を入れています。面接の前には、企業ごとの対策がありました。最終面接に向けては、アンケートに答え、Zoomで打ち合わせもしました。

連絡は、メールと電話、それにZoomです。

この経路で決まった電機メーカーで、保全から設計へ移りました。入ってからは、JACの担当者からフォローの連絡が節目ごとに届きました。

当時の私の印象では、JACはハイクラス転職のサービスでした。そのJACを通して、高卒の私が大手の電機メーカーに入れました。だから、JACの「実力は高い」と思っています。

JACリクルートメントは公式サイトで、管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けと案内しています。年齢による登録の制限はありません。ただし、経験によっては、すぐに紹介できる求人を用意できない場合がある、とも説明しています(2026年10月9日確認。出典:JACリクルートメント サービス紹介、JACリクルートメント よくある質問)。

リクルートエージェント ― 届く求人の量と、面接調整センター

同じ1回目の活動で、JACから10日ほど遅れて登録しました。

違ったのは、届く求人の量です。初回の面談の当日に、24件が届きました。そのあとも、求人を知らせるメールがほぼ毎日来ました。中身は、派遣のフィールドエンジニアや、メンテナンスの職が中心でした。

印象として残っているのは、「求人数が多すぎる」です。進め方は「数を打つスタイル」に見えました。そして「時間に余裕がないとパンクする」と思っています。ただ、転職活動は、もともと時間を使うものです。

職務経歴書は、エージェントの側で直したものが返ってきました。経験を網羅的に書き、キーワードを散りばめる方向の直し方です。面接の対策は、どの企業にも共通の内容のメールでした。面接のあとには、感想を答えるアンケートがありました。

面接の日程は、担当者ではなく、面接調整センターという窓口が代わりに調整していました。連絡はメールが中心です。アプリもあり、LINEに届くのは求人の通知だけでした。

結果は、内定なしです。最後まで残った最終面接は、電機メーカーの最終面接のころに辞退しました。電機メーカーの選考を優先するためです。

リクルートエージェントは第二新卒向けのよくある質問で、応募するかどうかは本人が決めると説明しています。本人が希望しない限り、企業へは推薦しないそうです。トップページでは、土日や平日の夜など、希望に合わせて面談の日時を調整できると案内しています(2026年10月9日確認。出典:リクルートエージェント、第二新卒向けのよくある質問)。

ビズリーチと、そこで声をかけてきたクイック

ビズリーチ ― スカウトを受け取る場所

2回目の活動は、電機メーカーで設計の仕事をしているあいだに始めました。最初に登録したのが、ビズリーチです。

ビズリーチでは、求人は担当者から届くのではなく、スカウトとして届きました。やりとりは、サイトの中のメッセージです。登録すると審査があり、翌月に入ると、前半の2週間のうちに50件を超えるスカウトが来ました。ほとんどがヘッドハンターの送ったもので、分野はプラントや化学、エネルギーでした。

私の印象は、「ヘッドハンターからの連絡がとても多い」です。企業から直接届くスカウトもありました。

ビズリーチは公式サイトで、自社を「即戦力のあなたにスカウトが届くハイクラス転職サイト」と説明しています。ビズリーチ自体が求人を紹介するのではなく、企業やヘッドハンターが求人を載せる場だ、という説明です。特定のヘッドハンターをブロックする設定もあります(2026年10月9日確認。出典:ビズリーチ、ビズリーチ よくある質問)。

クイック(アンドプロ) ― ヘッドハンターの会社と、自分で書いた職務経歴書の添削

クイックとのやりとりが始まったのは、電機メーカーに入って1年たたないころです。

  • ビズリーチに登録した翌月から、クイックの複数のヘッドハンターがスカウトを送ってきた
  • 夏に、担当者と電話で話した
  • その電話のあとから、求人が届くようになった

使ったのは、クイックの人材紹介です。サービスの名前はアンドプロですが、担当者のメールの署名は「株式会社クイック 人材紹介事業本部」でした。2026年には、求人票の一部がアンドプロのページで届きました。活動を終えたあとのアンケートも、アンドプロの名前で届いています。

まず私が職務経歴書を書き、クイックの担当者がそれを添削しました。紹介される求人は、2025年のうちは1〜2件ずつでした。応募先を私から指名したこともあります。

クイックの担当者からは、製造業の書類の通過率は平均20%前後と聞きました。

クイックを通して応募したのは4社で、うち1社は2つの職に同時に応募しています。結果は、どれも書類の段階で不合格です。応募先が難度の高い企業ばかりで、電機メーカーでの経験も短かったからだと思っています。クイックが悪いわけではありません。

クイックのアシスタントからは、SPI(適性検査)の対策の案内が届いています。応募の意思を問わない企業説明会の案内もありました。

連絡は、メールとLINE、電話でした。

クイックはコーポレートサイトで、人材紹介の仕組みを説明しています。業界専門のコンサルタントが、企業と転職希望者を結ぶというものです。1人のコンサルタントが、企業側と求職者側の両方を受け持つ形です。対象の分野には、電気主任技術者や電気設計などを挙げています。主要運営サイトの一覧に並ぶのは、アンドプロや建設・設備求人データベースなどです。アンドプロの公式サイトでは、「業界/職種に特化した転職エージェント」と説明しています(2026年10月9日確認。出典:クイック 人材紹介、アンドプロ)。

マイナビエージェント ― エージェントとAIの両方から届いた求人

2回目の活動の途中で、マイナビエージェントにも登録しました。残業の減る見込みがない働き方を、変えたいと考えていたころです。

違ったのは、求人がエージェントからもAIからも届いたことです。いまの勤め先の求人も、AIからの紹介でした。私の印象は「万人向け」です。

書類では、担当者が職務経歴書のバランスを整え、履歴書も作ってくれました。担当者からは、書類の通過率は経験者でも25〜30%前後と聞いています。

面接の前には、企業ごとのポイントが届きました。合格した例と不合格だった例、想定される質問と答えまで入っています。最終面接の前に届いたアンケートにも答えています。

連絡はメールのほか、LINE WORKSと電話です。担当者は土日が休みでした。

2回目の転職先は、このマイナビエージェント経由で決まっています。仕事は、クレーンの電気制御設計です。

マイナビエージェントは公式サイトで、キャリアアドバイザーとの面談は1〜2時間程度と案内しています。面接の日程調整の代行も、サポートの一つです。メーカー業界専任のアドバイザーが付く「マイナビ転職メーカーエージェント」というサービスもあります(2026年10月9日確認。出典:マイナビエージェント サービスの流れ、マイナビ転職メーカーエージェント)。

公式サイトで確認できたこと

5つのサービスの公式サイトを、2026年10月9日に確認しました。

項目JACリクルートメントリクルートエージェントビズリーチクイック(人材紹介。サービス名はアンドプロ)マイナビエージェント
サービスの形エージェント型エージェント型「スカウトが届くハイクラス転職サイト」と説明エージェント型(アンドプロ)エージェント型
求職者の料金無料無料無料でも使える。一部の機能は有料会員のみアンドプロは「無料」と表示(料金の説明は公式で確認できず)無料
公式が挙げる対象管理・専門職、ミドル・ハイクラス特定の業界を限る記載なし即戦力・ハイクラス(管理職、専門職など)業界ごとの専門分野(電気主任技術者、電気設計など。人材紹介のページ)総合型。メーカー業界専任のアドバイザーが付くサービスあり
面談の形来社が難しい人にはWEB・電話で対応対面または電話/Zoom・電話(ページにより表記が違う)公式で確認できずオンラインまたは電話(アンドプロ)対面(個室)が基本。Web・電話にも対応
日程の調整ありあり公式で確認できず公式で確認できずあり
連絡手段パソコンのメールアドレス宛。マイページ電話、メール、専用ページ。LINE通知の案内ありアプリあり。問い合わせはフォーム公式で確認できず面談日程の連絡はメールまたは電話
入社後のフォローあり公式で確認できず公式で確認できずあり(アンドプロ)公式で確認できず
  • 公式で確認できず:確認日に開いた公式のページに記載がなかった、またはページを開けなかった

出典:JACリクルートメント サービス紹介、JACリクルートメント よくある質問、リクルートエージェント、リクルートエージェント 利用の流れ、ビズリーチ、ビズリーチ よくある質問、アンドプロ、クイック 人材紹介、マイナビエージェント サービスの流れ、マイナビエージェント、マイナビ転職メーカーエージェント

使う前に知りたかったこと

お金はかかるのか

求職者は無料。JACリクルートメント、リクルートエージェント、マイナビエージェントは、公式サイトでそう案内しています(2026年10月9日確認)。アンドプロ(クイックの人材紹介)の公式サイトには、キャリア相談が「無料」との表示があります。

ビズリーチでは、会員登録、スカウトの受信、求人の閲覧は無料です。ただ、有料プラン「プレミアムステージ」もあります。本人が申し込まない限り、料金は自動では発生しないという説明です。

気をつけたいのは、無料体験です。公式サイトによると、無料体験は1回限りで1週間。Web決済ではクレジットカードの登録が要ります。自動更新を止めないと、そのまま有料に移ります。止める期限は、Web決済が6日目まで、App Store決済が5日目までです。自動更新の前に知らせる案内はありません。支払ったあとの返金は、Web決済では受け付けていません。App Store決済の場合は、Appleに問い合わせるよう案内しています(2026年10月9日確認。出典:ビズリーチ、ビズリーチ プレミアムステージのヘルプ、ビズリーチ よくある質問)。

並行して使うと、何が増えたか

まず、届く連絡が増えました。1回目は、JACの紹介に、リクルートエージェントからほぼ毎日来る求人のメールが重なっています。

選考の状況を伝える連絡も増えました。JACには、ほかの経路で進んでいる選考の状況を共有しています。転職先が決まったときは、リクルートエージェントに連絡し、サービスを止めてもらっています。

2回目は、ビズリーチとクイックを使っていた夏に、クイックから2社をあわせて打診されました。両方に対応する余力がなかったので、1社は見送りたいと相談しています。マイナビエージェントにも登録して3つが並行していた間には、電機メーカーでの仕事が立て込んだ時期もありました。そのときは、クイックで紹介された求人への応募を1社に絞っています。

併願するかどうかについては、クイックの担当者からこう聞いています。「1社目で希望が叶ったら迷わず決められるか」で考える、というものです。

スカウトが届いたら、選考は通るのか

通るとは限りませんでした。ビズリーチでは、企業から直接届いたスカウトで面接を受けたこともあります。ただ、「スカウトでも落ちることは当然ある」と私は思っています。

ヘッドハンターのスカウトから始まったクイック経由の応募も、書類を通ったものはありません。

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