モータとインバータ

モータとインバータ

入力電流を歪ませているのは、ダイオードではない

インバータは、交流を一度直流に直してから、また交流に作り直します。その「一度直流に直す」ところで、電源から吸う電流が歪みます。整流しているのだから仕方がない ── そう思われがちですが、歪ませているのはダイオードではありません。犯人は、その...
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回転数を落としても、電気代が下がらない機械がある ― インバータの省エネは、相手で決まる

インバータを入れた理由が、省エネではないことがあります。速度を落としたい。それだけの理由で、直入の回路をインバータに置き換える。そして、よく聞く言い方があります。「インバータを入れれば省エネになる」半分は正しく、半分は違います。省エネになる...
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サーマルリレーは、モータの温度を見ていない ― 誰が、何から、モータを守っているのか

サーマルリレーは、電気の仕事をしていれば、たいてい一度は触ります。交換も、整定も、トリップしたあとのリセットも。では、あれは何を見て動いているのか。「熱で動く」までは、たいてい知られています。問題は、誰の熱かです。手元の盤で確かめられます。...
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スターデルタ始動でも、モータの発熱は減らない ― 始動方式で何が変わり、何が変わらないのか

モータを、そのまま電源につなぐ。これを直入(じかいれ)始動といいます。それだけで、定格の6倍の電流が流れます。そのとき、回転子の発熱は定格運転の37倍です。(電流が6倍になる理由は記事「始動電流は6倍なのに、始動トルクは1.5倍しか出ない」...
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極数を増やせばインバータは要らないのでは? ― 極数と同期速度の話

極数が多いほど回転は遅くなります。では遅く回したいとき、最初から極数の多いモータを選べばインバータは要らないのか。回転磁界が1周期あたり磁極1対ぶんしか進まない、というところから答えを出します。
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すべり4%は、そのまま4%が熱になる ― 誘導電動機の損失とすべりの関係

誘導電動機のすべりは、そのまま「二次入力のうち熱になる割合」です。等価回路の r₂/s を2つに分けるだけで、効率の天井が見えてきます。
モータとインバータ

始動電流は6倍なのに、始動トルクは1.5倍しか出ない ― トルク特性曲線の読み方

誘導電動機は、回転磁界より少し遅れて回ります。この速度差が「すべり」です。そして、すべりが大きいほど二次電流が増え、トルクが増えます。(この仕組みは記事「誘導電動機はなぜ回るのか」で詳しく説明しています)そう聞くと、こう考えたくなります。「...
モータとインバータ

誘導電動機はなぜ回るのか ― 回転磁界と「すべり」の話

60Hzの4極モータなら、回転速度は毎分1800回転になるはずです。ところが銘板を見ると、1730rpmと書かれています。計算と合わない。しかし、これは誤差でも印字ミスでもありません。誘導電動機は、原理上どうしても計算値より遅く回ります。そ...
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PWM制御とは ― 矩形波しか作れないインバータが、なぜモータを滑らかに回せるのか

インバータは、直流をスイッチングして任意の周波数の交流を作ります。(インバータの回路構成は、記事「インバータとは何をする装置か」で説明しています)ただ、そこは「スイッチングして」の一言で済ませていました。スイッチはONとOFFしかできないの...
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V/f一定制御とトルクブースト ― 低速でトルクが落ちる理由を数字で追う

インバータは、周波数だけでなく電圧も一緒に変えています。(インバータそのものの働きは、記事「インバータとは何をする装置か」で説明しています)では、なぜ電圧も変える必要があるのか。そしてなぜ、V/fを一定にしても低い周波数ではトルクが落ちてし...